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写真の色はほんの一例です。植物の色というのは同じ植物でも、去年と今年で色合いが違ったり、植物を採集する季節や育った場所によってもそれぞれ染まる色が違うのです。

一つ一つの色が、その時その植物だけが持っている貴重な色。そう思うとよりいっそう、大切に糸や布に写し取りたいという気持ちになります。

ここで紹介した以外にも、美しく個性的な色を持った植物はまだまだたくさんあります。これまで50種類を超える植物で染めてきましたが、新しい植物の色との出会いは毎年のようにあるのです。私が出会った様々な植物の美しい色を、これからも日々更新していきたいと思います。


藍(タデアイの乾燥葉)

img_botanical-list01 8月ごろに刈り取り、乾燥させておきました。葉っぱに藍色の成分が含まれているので、緑色だった葉っぱが乾燥させると濃い青緑色になります。葉っぱの部分をお湯などで揉みながら色を抽出し染めると、真夏の青空のようなブルーに染まります。また、刈り取ってすぐの葉っぱをミキサーにかけてジュース状にした染液で染めることも出来ます。一般的な藍染めの紺色とはまた違った鮮やかなブルーが美しいです。

アカネ

akane アカネは名前の通り赤い根っこをしていて、その根っこを使って染めます。とても濃い色を持っていて、まるで真っ赤な夕日のように染まります。漢字で「茜」と書きますが、西の空の色に染まる草だからという説があるそうです。
古くから、日本だけでなくエジプトや中国など世界中で染料としてよく使われてきたアカネ。昔からみんなアカネの美しい色に魅せられてきたんですね。

ume2 梅の花は、真っ赤な紅梅からピンク色や真っ白なものまでたくさんの種類がありますが、花の色に関わらずどれもきれいなサーモンピンクに染まります。梅は一年でよく枝が伸びるので、ご近所さんや梅林の方から剪定した枝を頂くこともあります。
我が家には初夏に大きな実を付ける南高梅の木があり、毎年梅の実を採って梅シロップなどを作ります。梅は花を見て楽しみ、実を味わい、染めて色を楽しめる、とってもありがたい植物ですね。

ウメノキゴケ

img_botanical-list02 ウメノキゴケは、この見た目からは想像もつかない鮮やかな濃い紫色や赤紫色が染まります。
梅の木や桜の木に生えているウメノキゴケ。空気のきれいな場所にしか生息できず、大気汚染の指標にもされるようです。木を傷めないように丁寧にはがし取り、たくさん集めてから1ヵ月以上かけて色を抽出します。他の植物と違って採集してすぐに染められないのが難点ですが、時間をかけるだけの価値がある、ウメノキゴケにしか出せない貴重な色です。

キバナコスモス

img_botanical-list03 夏から秋にかけて鮮やかな花を咲かせるキバナコスモス。工房の庭にもたくさん育っています。どんどん花が咲くので、毎日摘み取って冷凍保存しておきます。たくさんの花を煮出すと琥珀色の染液ができ、濃い黄色が染まります。鉄媒染ではオリーブグリーンに、銅媒染ではブラウン系が染まります。

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