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写真の色はほんの一例です。植物の色というのは同じ植物でも、去年と今年で色合いが違ったり、植物を採集する季節や育った場所によってもそれぞれ染まる色が違うのです。

一つ一つの色が、その時その植物だけが持っている貴重な色。そう思うとよりいっそう、大切に糸や布に写し取りたいという気持ちになります。

ここで紹介した以外にも、美しく個性的な色を持った植物はまだまだたくさんあります。これまで50種類を超える植物で染めてきましたが、新しい植物の色との出会いは毎年のようにあるのです。私が出会った様々な植物の美しい色を、これからも日々更新していきたいと思います。


クチナシ

kutinasi 栗きんとんやたくあんの色づけにも使われるクチナシの実。とても濃い黄色の色素を持っているので、糸もしっかり濃い黄色に染まります。6~7月頃に咲く白い花はとてもいい香りがします。花が咲いた後、空に向かって不思議な形の実を付け、緑色から鮮やかなオレンジ色に熟していきます。白い花なのにどこにこんな黄色を蓄えていたのでしょう。その実を乾燥保存して染めています。

kuri2 秋の味覚の栗。実は美味しくいただき、栗のイガを染めに使います。栗畑からイガをたくさん頂いてきて乾燥保存しておき、必要なときに染められるようにしています。イガを煮出すと濃いこげ茶色の染液が出来ますが、ミョウバン媒染では栗の中身と同じようなクリーム色からベージュに、鉄媒染ではグレーに染めることが出来ます。秋らしい落ち着いた色に染まる栗です。

月桂樹

img_botanical-list04 カレーやスープを煮込むときに香り付けに入れる、ローリエ(ローレル)です。季節を問わずよく使うのですが、本当に上品なグレーが染まります。また、鍋で煮出しているときの香りがとても良いんです。甘くてちょっとスパイシーな香りで、いつもミツバチが寄ってくるほどです。色も香りも大好きな植物です。

sakura 桜は枝や樹皮を使って染めるのですが、開花する前の2月~3月がいちばんきれいなさくら色を染めることが出来ます。不思議と花が咲いた後の枝ではさくら色には染まりません。美しい花を咲かせるまで、枝に色を蓄えているのかもしれませんね。
また「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」ということわざがあるように、桜の枝が切られることはあまりないため、桜はとても貴重な色なのです。

セイタカアワダチソウ

seitakaawadachisou セイタカアワダチソウは生命力が強いので、休耕田や空き地に群生し、背丈を越えるぐらい大きく育ちます。雑草扱いされたりもしますが、シルクにもウールにもまぶしいほどのレモンイエローに染まるので、私にとっては大切な植物です。
葉っぱや茎を刻んでいると、柑橘系に似た爽やかな香りがします。私は染めにしか使ったことがありませんが、入浴剤としてお風呂に入れるといい香りがして身体も温まるらしいです。

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