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写真の色はほんの一例です。植物の色というのは同じ植物でも、去年と今年で色合いが違ったり、植物を採集する季節や育った場所によってもそれぞれ染まる色が違うのです。

一つ一つの色が、その時その植物だけが持っている貴重な色。そう思うとよりいっそう、大切に糸や布に写し取りたいという気持ちになります。

ここで紹介した以外にも、美しく個性的な色を持った植物はまだまだたくさんあります。これまで50種類を超える植物で染めてきましたが、新しい植物の色との出会いは毎年のようにあるのです。私が出会った様々な植物の美しい色を、これからも日々更新していきたいと思います。


ドングリ

donguri クヌギやカシ、シイなど、いろんな種類のドングリがありますが、どんな種類のドングリでも染めることが出来ます。いろいろな糸を染めるだけのドングリを集めるのはとても大変ですが、秋になると落ちてきたドングリをたくさん拾いに行きます。
染まる色は、秋らしい濃いベージュやグレーです。

フェンネル

img_botanical-list05 ハーブとしてフレンチやイタリアンに使われるフェンネル。工房の庭に植えているのですが、生命力が強いのか毎年数が増えている気がします。大きく育つ夏の始まりごろに刈り取ります。煮出すとすーっとする香りが漂い、濃い黄色の染液が出来ます。ミョウバン媒染ではレモンイエローに、銅媒染だとウグイスのようなグリーンに染まります。こんなグリーンが染まる植物はめずらしいので、いつも染めるのが楽しみです。

メリケンカルカヤ

merikenkarukaya 元々アメリカから入ってきたカルカヤということでメリケンカルカヤ。空き地や線路沿いなどに群生しています。目立たず分かりにくい植物ですがまとめて採集しやすく、また長い間保存しておいても変わらず鮮やかな黄色が染まるので、染めるにはとても優秀な植物です。

ユーカリ

yuukari ユーカリは、葉っぱや枝を煮出して出来た染液はオレンジっぽい琥珀色をしているのですが、鉄媒染をするととても深みのある赤みがかった黒に染まります。鉄分によく反応する成分が多く含まれているからでしょう。こんなに鉄媒染に強く反応して黒く染まる植物はめずらしいので、初めて染めたときは驚きました。
私はユーカリの香りも好きです。葉っぱや枝を刻んでいるとグレープフルーツに似たようなフルーティで爽やかな香りがし、鍋で煮出すと頭がすっきりするようなすーっとする香りが漂います。ニットの仕上げでスチームアイロンをかけると、この良い香りがほのかに残っていることもあるんです。

ロウバイ

roubai2 漢字で書くと「蝋梅」。花びらがロウソクの蝋のように少し透き通ったような質感をしています。春が待ち遠しい2月ごろに花を咲かせて、かわいい黄色の花と甘い香りで楽しませてくれます。染まる色もひよこのようなかわいい黄色です。

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